助産院って気になるけどメリットってあるのかな?病院と何が違うのかも知りたい!
妊娠すると、嬉しい!幸せ!と思う反面、不安なこととか悩み事とか出てきますよね。
産む場所を決めるということも、悩むことの一つだと思います。
私も産む場所に悩みましたが、助産院を選択しました。
その結果、助産院にしてよかったあ…と心の底から思うことができているので、助産院についてまとめてみました。
- 助産院って何?
- 助産院と病院との違い
- 助産院のメリットとデメリット
これらが分かるようになっているので、助産院が気になっている方、そもそも産む場所について悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
助産院とは?
助産師を施設の責任者とする医療法で定められた施設です。
緊急時の対応などについては、嘱託医療機関と連携することで安全な助産ケアを提供しています。(公益社団法人 日本助産師会HPより)
つまり、助産師さんが責任者なので医師はいません。
基本的に助産院では、医療行為の必要がない正常な出産を行う場です。
助産院での出産は、アットホームな環境の中で、出産する人の希望に寄り添い、「自力で産む」ことをサポートしてくれます。
病院での出産とは違い、出産の方法や立ち会う人の希望など、出産する人の様々なニーズに寄り添うことができるオーダーメイドの出産ができます。
助産院のメリット
アットホーム
助産院は自宅みたいな場所で、少人数のスタッフさんが迎えてくれるため、とてもアットホームな環境です。
毎回の健診や教室も同じスタッフさんが対応してくださるため、自分のこともよく覚えてくださるし、こちらもスタッフさんのことをよく覚えることができ、信頼感が生まれます。
妊娠期間は10ヶ月と長く、不安がたくさん募るもの…。
妊娠中はもちろんのこと、出産当日まで顔馴染みのある方にサポートしてもらって産むことができるアットホームな環境は、とても安心できる材料になるなと感じます。
リラックスして出産できる
助産院では、フリースタイル出産というのが一般的です。
そのため、自分が1番リラックスできるという状態で出産を迎えることができます。
まず分娩台はなく、わたしが通う助産院では、和室の部屋に布団があり、産むときは自由な格好で産むことができるそうです。
わたしはまだ産むときの想像ができていないのですが、横向きの方、四つん這いの方、中には立って産む方もいると聞いて、自分はどのように産むのだろうと考えてしまいます…笑
また病院と違って電気は薄暗く、枕やクッションなどは自分がいつも使ってるものを持って来れます。
まるで家にいるかのような環境のため、リラックスして出産できるのですね。
食事がおいしい
これは、助産院で実習している学生さんに伺いました。
病院でも実習を経験したけど、助産院の方が圧倒的に食事がおいしいと言っていました。
管理栄養士であるわたしも病院で実習したことがありますが、病院では食数が多いこともあり、基本的に健康である妊婦や出産後の母親に対しても、病院食として提供されることが多いことを覚えています。
そのため、味が薄い、ご飯(白飯)の量が多い、品数が限られるといった食事になりがちです。
中には、出産後にお祝い膳として豪華な食事を提供している病院もありますが、全ての病院でできるわけではありません。
その点、助産院では少人数の母親に対して食事を提供しているため、品数も多く手の込んだ食事を作ってくださるのかなと思います。
出産後の体力のないときに、おいしい食事を食べることができるのは、何よりもうれしいことですね。
産後までサポート
産後の健診はもちろん、産後教室やヨガ、料理などの教室、産後支援、産後すぐの一時預かりなどもやっており、産んだ後もたくさんのサポートがあります。
また保育園、親子の遊び場の提供や、そこで出産していなくても利用できる各種教室もあり、様々な事業展開も行なっています。
実際、わたしの通う助産院に、母乳教室だけ行ったことある!という先輩ママさんもいました。
出産ももちろん大変なことですが、それがゴールではありません。
きっと産んでからの方が大変なことがたくさんあると思うと、すでに知っているスタッフのもとで様々なサポートを受けることができるのは、とても心強いなと感じました。
助産院に通っていると、2人目以降も助産院を選択したという方と出会うのですが、その気持ちも分かるなと感じています。
助産院のデメリット(病院との違い)
医療行為はできない
助産院では医師がいないため、自然分娩が基本です。
麻酔の必要な無痛分娩、和痛分娩は当然できません。
また出産時の陣痛促進剤の投与、導尿、浣腸、会陰切開も原則行いません。
会陰切開がないことに関しては、メリットに感じる方もいるかもしれませんが、医療行為ができないと聞くと、ほとんどの方は不安を感じるのではないでしょうか。
何か問題があると産めない
医療行為ができないということは、何か医療行為の必要な可能性のある方は助産院で産むことができません。
- 帝王切開での出産経験がある方
- 多治妊娠の方
- 妊娠37週まで逆子の場合
- 婦人科疾患、合併症がある方
- 不妊治療で妊娠された方
これらに当てはまる方は、助産院での出産を選択できません。
また出産時に緊急帝王切開や吸引分娩が必要になるなど、異常が合った場合はその場で処置できないため、病院へ緊急搬送という形になります。
私も最後まで助産院で過ごすために、健康的な生活を送らねばと毎日気をつけています。
近くにない場合がある
病院に比べて、助産院の数は圧倒的に少ないのが現状です。
日本助産師会のHPに掲載されている助産院は、全国で732ヶ所です。
そのうち、多くても大阪府や神奈川県で50ヶ所以上、一方で助産院のない県もあります。
助産院で産みたいと思っても、そもそも近くにないのでは選択肢にいれることすらできないですね。
入院期間が短い
これは助産院によるかもしれませんが、わたしが行っている助産院の入院は2泊3日になります。
自宅分娩も選択できることから、基本は家にいても問題ないというスタンスなのでしょうか。
出産後は誰かのサポートをすぐ受けるために長めに入院したい、退院してしまうとゆっくりできないから自宅にいたくない…という方はデメリットに感じると思います。
もちろろん、短い入院で不安なことがあれば期間を延長することができます。
また退院後に1回だけ、自宅に往診にも来てくれます。
わたしは始めての出産なので短い入院は少し不安ですが、2回目以降の出産で、上の子もいるから早めに帰るために短い入院が良いという方は、むしろメリットに感じるかもしれません。
実際、助産院ってどう?
一言で言うと、とーーーーっても安心できて、すごく良い!!!
助産院は、少人数のスタッフでやられていることもあり、毎回の健診や両親・母親学級を通じて、ほとんど全員のスタッフの方と顔馴染みになることができます。
わたしは友人の紹介で助産院に決めたのですが、始めて来院した時、「〇〇さんのお知り合いなんですね!この前も見かけました!」と助産師さんに言われ、出産したら終わりではなくて、出産してからも繋がることのできる関係なんだなと感じたことを覚えています。
たまに提携している病院に健診に行くのですが、やはり毎回違う方が担当で、なんとなく機械的なやりとりです。
たとえ同じ方が担当だとしても、病院は毎日多くの人を相手していることや、雑談をすることもないので、深い関係になることもありません。
わたしは人見知りとまではいきませんが、あまり面識のない方の前ではとても気を使ってしまいます。
不安なことが多い出産の場で、自分のことをよく知っている方に囲まれて産むことができるのは、それだけで安心できるなと感じました。
妊娠が分かった時は、痛いのは怖いから無痛分娩がいい!病院一択!!と思っていたのですが、今では助産院にして良かったなと心の底から思っています。
入院時のご飯もおいしそうだし、産後の教室やサポートも充実しているそうなので、これからも楽しみなことがいっぱいです。
まとめ
今回は【出産】助産院のメリットは? 体験レポまとめてみた!病院との違いもということで
- 助産院って何?
- 助産院と病院との違い
- 助産院のメリットとデメリット
についてまとめてみました。
助産院での出産を選択する方は、全国でもなんと1%程しかいないようです。
そもそも助産院のない地域も多いらしく、選択できない方もいるそう。
そのため、助産院の情報を知らない人が多いと思います。
これから産む場所を決める方や、妊活中の方も参考にしてください。
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