猫のブラッシングって大変?どのくらいやればいいのかな?
長毛種の猫は、1日1回はブラッシングしないといけないと言われているのを知っていますか?
ブラッシングを嫌がる猫も多いので、大変と感じる人も多いでしょう。
今回は、長毛種であるペルシャ猫 ミトくんのブラッシングについてです。
- ペルシャ猫のブラッシング頻度
- 猫のブラッシングが必要な理由
- おすすめのブラッシンググッズ
- 実際のブラッシングの様子
をまとめています。
▼猫と暮らすために便利なものはこちらをチェック
これから猫と暮らす人、長毛種に興味のある人に見ていただけると嬉しいです。
猫のブラッシングは大変?
猫のブラッシングが大変ということをよく聞きます。
その理由として、
- ブラッシング頻度が多い
- ブラッシングを嫌がる猫が多い
これらが考えられます。
実際にペルシャ猫と暮らして分かったブラッシングの頻度や大変さを紹介します。
長毛種の猫(ねこ)のブラッシング頻度は毎日
長毛種は、毎日ブラッシングする必要があると言われています。
短毛種は2、3日に1回で良いそうなので、それだけ長毛種のブラッシング頻度が多いと分かりますね。
肉球周りの毛にはバリカンで
ちなみに、長毛種だと肉球周りの毛の伸びも早いので、定期的にバリカンで刈っています。
初めは、自分たちでバリカンするなんて怖くてできない!と思い、病院に行ったタイミングで刈ってもらっていたのですが、病院通いがなくなってからは、わざわざ外でやってもらう方が面倒だなと自分たちでやるようになりました。
私たちが使っているバリカンは、こちらです↓
音は静かで、早さも2段階調整可、LEDがついて毛先も見えやすいのでおすすめです。充電式なので、電池式のものより軽くて疲れにくいのも良いです。
猫のブラッシングをする理由
ブラッシングの話に戻りますが、なぜ猫はこんなにブラッシングをする必要があるのでしょうか。
理由は様々ありますが、今回は6つの理由を紹介します。
毛が絡まないようにする
抜け毛が体についたままだと、違う毛と絡みやすく、毛玉ができてしまいます。
特に脇や足の付け根は、ミトも気をつけないと毛玉がすぐにできてしまいます。
毛玉ができると、そこに汚れが溜まって皮膚炎に繋がったり、皮膚が引っ張られて痛みを感じてしまったりします。
ブラッシングで毛玉を防ぐのはもちろん、できてしまった時はすぐに取り除いてあげることが重要です。
毛球症を防ぐ
毛球症とは飲み込んだ毛がお腹の中に留まり、排泄できなくなった状態のことを言います。
ねこは、グルーミングと呼ばれる毛繕いを行います。もともと狩猟を行うために、自分の体を清潔に保ち、周囲にニオイがバレないようにするために行なっていたそうです。
グルーミングで全身を舐めている時に、毛も一緒に飲み込んでしまいます。
消化はされないので、通常は吐き出したり、ウンチと一緒に排泄したりするのですが、飲み込んだ毛の量が多すぎると排泄できずに体内に留まり、毛球症を引き起こすのだそう。
毛球症が悪化すると腸閉塞になり、激しい嘔吐や下痢から始まり、腹痛が見られます。
さらに重症化すると腹膜炎を起こして発熱し、ぐったりし始めます。ここまでくると、早急に治療が必要になります。
ブラッシングをこまめに行うことで、飲み込む毛の量を抑えることができ、毛球症を防げます。
皮膚を刺激する
皮膚に刺激を与えることで、血行を良くしたり、新陳代謝を促したりする効果があります。
毛並みが良くなる、関節炎を防ぐなどメリットたくさんです。
もちろん、刺激を強く与えすぎるのは逆効果なので、優しくブラッシングしてあげる必要があります。
ニオイの対策になる
すでに記述した通り、ねこはグルーミングによって清潔を保ち、体臭も目立たないようにしています。
さらにブラッシングをしてあげることで、毛についた汚れやホコリを取り除けるので、ニオイの対策になるわけです。
ねこはシャンプーする必要がほとんどないと言われているのは、グルーミングやブラッシングをするだけでニオイが気にならないからなんですね。
熱中症を防ぐ
抜け毛に無駄な毛がついていると、コートを着ているようなものなので、特にそれだけ体に熱がこもります。
ミトのようなペルシャは毛が長い長毛種ということに加え、通称「鼻ぺちゃ」な短頭種という、呼吸による体温調整が苦手と言われている ねこ。
熱中症リスクが高いため、無駄な毛はつけておきたくないですね。
コミュニケーションのため
体への効果だけでなく、コミュニケーションをとることにも繋がります。
近くで触れ合い、撫でてあげることで信頼関係も築けるし、けがや炎症などの異変にもすぐ気づくことができます。
動物でよく見られる、親子や友達同士で行う毛繕いも、愛情や信頼関係の構築に繋がると言われています。
スキンシップで行っているんだということを忘れずに、ブラッシングしたいですね。
猫はブラッシングを嫌がる?
これは正直、猫による としか言えません。
- ブラッシングに慣れていない
- 飼い主との関係が築けていない
- 拘束時間が長い
- 苦手な場所を触られる
- 痛い部分がある
このような理由がある場合は、嫌がってブラッシングさせてくれない子がいるそうです。
ミトはというと、初めからブラッシングが大好きです。
このように、ブラッシングすると横になって、ゴロゴロ言い始めます…笑
手をくねくねさせたり、「こっちもやってー」と言わんばかりに自ら寝返り打ってみせたりします。
獣医さんからも、「ブラッシング好きなんて珍しいねえ」と言われるくらい。
毎日やらないといけないことなので、ブラッシング好きで正直ほんと良かったなと思っています。
ブラッシングをサボって毛が引っかかりやすくなってしまうと嫌いになる子もいるらしいので、サボらずなるべく毎日やってあげようと思います。
実際にブラッシングしてみた
毎日ブラッシングしてる子の毛の量は、こんな感じ。
はい、ドーンって感じですね。
こんなにブラッシングで取れるのに、さらに至る所で毛が抜けているのです。
((なんで、ハゲないの?
…と疑問になるほど 笑
長毛種は長くても5分くらいで終えた方がいい、と聞いたことがあるのでそれくらいで終えるようにしていますが、毎回 毛抜きすぎてないかな?と心配になります。
中には、猫の毛フェルトを作る人もいるそう…これだけ毛が集まったら、作りたくなる気持ちも分かります。
ブラッシングにおすすめのブラシとコーム
私たちが使っているブラシはこちら↓
左は「スリッカーブラシ」、右は「ラウンドコーム」です。
スリッカーブラシは体全体に、ラウンドコームは脇や足の付け根、より細かくブラッシングしたい所に使っています。
ペットショップでおすすめされたものを使っているため、他の商品のことはあまり知らないのですが、特に困ったことはないので、ずっと使い続けています。
まとめ:ブラッシングは毎日やる必要がある
今回は、猫(長毛種)のブラッシングは大変?頻度は?おすすめのグッズも紹介ということで
- ペルシャ猫のブラッシング頻度
- 猫のブラッシングが必要な理由
- おすすめのブラッシンググッズ
- 実際のブラッシングの様子
ブラッシングの理由や、実際の様子が伝わりましたか?
毎日のこととなると少し大変ですが、ミトの健康にも影響することだし、なによりスキンシップの一貫なので、これからもコツコツ続けていきたいと思います。
コメント